珍客

先日のこと、大家さんのところのネコがうちの前でゴロゴロしておられました。
名はメイジー。年齢不詳。2ヶ月に一度くらいしか会うことがない妙な存在。
大家さんの部屋に行くと必ず居て、とにかく戯れてきては体をこすりつけるのです。体を撫でると仰向けになって喜びます。
この日も同様で家の前でふにゃふにゃと甘えてきたので、そうだ、煮干しでもやろうと家のドアを開けたところ、一気に走り込んでらっしゃいました。階段を駆け上がり、ベッドに入ったり、テーブルに上ったり、パソコンの上に座ったり、興味津々な様子。
煮干しは大好評。生まれて初めて食したことでしょう。ガツガツと召し上がってらっしゃいました。

その後も家の中を物色。自分の空間でネコと過ごすのは初めてのことで、喉をゴロゴロと鳴らしているのを聞きました。っていうか、ずっと唸り続けている感じ。
いつまでも家に拘束しておくのもよくないと思いつつも、放っておいたら、喉を鳴らす音がなくなると同時に突然眠りについてしまいました。読めぬ。
仕方ないので家のドアを開け放して帰られるようにして、こちらもベッドで寝ていたら、上の階から降りてきて、小生の腹の上に乗って、また眠りについてしまったのです。しかし、暖かくて気持ちいいねぇ。
朝6時くらいに目が覚めたら、ベッドルームからいなくなっており、さすがに帰ったろうと思ったら、3階のテーブル椅子の上にちょこんと座って、驚いた様子でこちらを凝視。いや、こっちが驚くところです。その後、こちらも出社せねばならないので、強制退去していただきました。
しかし、家の中で小便とかされなくてよかったと思いながら自分が用を足しにいったら、風呂の浴槽や洗面台、トイレ便器の中まで足跡が残っており、もう一度驚きました。好奇心旺盛なのね。
それからというもの、出かける時にうちの玄関前には煮干しを1匹置いていくようにしております。