EURO 2008 4日目

スウェーデン 2-0 ギリシャ

スウェーデンはサポーター数で上回って勝利。枠内シュート3本で2点、そのうちの1点はごり押しというデータからわかるとおり、実はスウェーデンは結果的には攻めあぐねていた。イブラヒモビッチがサイドに流れて受けても、好機にはつながらず(得点シーンはさすがと思わせたけど、実は代表では2年半ぶりゴール?)。リュンベリがドリブルしている姿は嬉しいものの、相手を切り裂くには至らず。。ラーションも特に目立たず。ただ、スウェーデンらしく、精度の高いパスや基本に忠実なプレイの繰り返しは、もはや伝統芸みたいにも見えてきます。
ギリシャはほぼアウェーのような雰囲気ながら、速いくさびのパスやサイドからのドリブルなど積極的にしかけたものの、最後の決定的なプレイがすんでのところで、でもスウェーデンにちゃっかりカットされてしまって残念無念。前回のEUROでは守り勝つようなイメージがあっただけに、激しく攻めて打ち合い上等の姿勢なのは、ちょっと嬉しかった。下手したら、スペインなんかがギリシャに足をすくわれるかも。

スペイン 4-1 ロシア

ダイジェストで見たのみ。とりあえず、スペインがロシアをフルボッコにした模様。
シウバ、イニエスタ、あるいはセルヒオ・ラモスがサイドから来ると思ったら、SBはかかりきりになるのは間違いなくて、そうなるとトーレス、ビジャはCB2枚相手にやりたい放題か。何より、スペインが自陣中盤で素早い寄せでボールを奪って、鮮やかな速攻を見せる映像が目立ってました。ただ、ロシアが得点したCKや深いサイドから折り返された時に棒立ちになっているあたりは不安たっぷり。無敵艦隊いつもここから撃沈していく気も。
ビジャはドリブル、シュートともキレキレ。映像的にはイニエスタが最高のパスをだしまくってたようだけれど、フランスのデサイー氏による試合後の締めくくりのコメントでは、「シャビがいいパスを供給していた」とのこと。ちなみにドイツを有力だと見ていたらしいですが、今日のスペインには相当驚いていたようでした。ちなみに、BBCのキャスターでおなじみリネカー氏もスペインを優勝候補に挙げているようです。
ロシアはヒディング監督も何もできず、だったんでしょうかね。個人技で切り裂かれた時に対策を持ってなかったりして。今大会で平均年齢が最も若いチームだけに、BBCの厳しい評価にもへこまずに長い目でがんばってもらえれば。。。