99年の掲示板

不思議なことがあるもので、8年前にたてた会社同期の掲示板がにわかに活気づきはじめました。
昔のメールを整理していた人がURLが書かれたメールを発掘したのがきっかけ。
誰あろう、自分が「管理人」としてたてたのに、その存在をすっかり忘れていました。よって、IDもパスワードもわからないので、編集とかはできない状態。といっても、無償の出来合いの掲示板だし(http://www.teacup.com/)、自分でcgi編集ができるわけでもないし、さして問題ではないのだけれど。
それにしても、過去の書き込みを見てみると、前回は2001年12月だし、99年10月以前の日付が全て1970年1月1日などとなっていたり(なぜ?2000年問題とも考えにくい....)、5年半の沈黙があって、大したきっかけもなく復活する掲示板なんて何とも不思議。

ブログ全盛で、『「"個"対"多"」の集合体』のようなコミュニティものが流行って陰って、さぁ次はどんなのが出てくるのか、なんて考えている時に、この昔ながらのシンプルな掲示板を見るのはなんとも新鮮。
いわば『宛先不特定多数で永遠に続く私用メール』のようなもの。
ブログだと、『個』のライターに特定のキャラクターを求めて、次は?次は?という期待が『多』から寄せられて、という構図があって、ブログ同士をタグやトラックバックでつなげるというのも機能としてあるけど、こういう仲間内のテーマレス掲示板のダラダラ感に勝るかというと、実は微妙だったりするのではないかと思ってみたり。
Web上とは言えど、人と人が交流するものだから、実生活に近い感覚の方が意外と生き残るんじゃないかと思います。技術の発展はそれはそれで大切なことですけどね、Knowledge Managementとか仕事みたいに難しい発想だと、その時々では流行っても気分的には定着しないのかと。