MacでGoogle Street Viewが表示されなくなったら。

自宅のMacBookではうまく表示されるストリートビューが、iMacで表示されなくなり困っていました。Safariだけの問題かと思いきや、Firefoxでも表示されず、わけわかめFlash Playerを入れ直したり、Shockwave入れたり、、、いろいろウェブ上には情報がありましたが、最終的には以下の方法で解決:
(1)Library > Fonts (ライブラリ>フォント)のフォルダにある、「Arial」のフォント全てをいったんゴミ箱に入れる(ただし、Delete・消去しないこと)
(2)SafariあるいはFirefoxGoogle Street Viewを起動して、うまく表示されることを確認
(3)ゴミ箱のArialフォントを元に戻す
以上。。。
素人的には、何が原因だったかわからないですが、これで直りました。<情報ソース>
http://discussions.info.apple.com/message.jspa?messageID=11939441

記事まとめ:Jeff Beck and Eric Clapton "Together & Apart" in USA

ロンドン公演も覚めやらぬまま、2月18日、19日にニューヨークのMadison Square Gardenにて、再びJeff Beck & Eric Claptonのジョイントライブが予定通り行われたようです。ここの音源&映像も待ち遠しい!ということで、とりあえずはレビュー記事のリンクまとめを:


http://www.nj.com/entertainment/music/index.ssf/2010/02/eric_clapton_jeff_beck_team_up.html
これによると、ロンドンよりも人数の多い20ピース+のオーケストラが参加、“Nessun dorma”もプレイされたとのこと。相当迫力があったことでしょうね!これは聴きたい!


http://www.mojo4music.com/blog/2010/02/jeff_beck_rehearsal_pics.html

こちらは珍しいリハーサル時の写真が掲載されています。またJeffの一言コメントも:「誰もNessun Dormaなんて期待してなかっただろ?」と、イギリス人らしい(?)回りくどい表現で、自信を見せています!この自信は2月14日の初めてのNessun Dorma演奏での成功が起点になっているに違いない!と思っています。あのエンディングでのガッツポーズとバンドメンバーの嬉しそうな表情がそれを裏付けているような気がします。


http://www.rollingstone.com/rockdaily/index.php/2010/02/19/beck-and-clapton-trade-epic-licks-as-co-headlining-tour-launches/
FacebookJeff Beckページでも紹介されていますが、Rolling Stone紙でもレビューが出ています。これによると、Claptonは"Tears in Heaven"を演奏、また第3部の共演のラストは"Crossroads"だったようで、これまた気になるところです。なお、二人は表紙も飾った上にジョイントインタビューも行ったとか!
http://www.rollingstone.com/rockdaily/index.php/2010/02/17/jeff-beck-eric-clapton-and-the-way-of-the-guitar-the-new-issue-of-rolling-stone/


うぉっ!この写真も渋すぎる!
http://www.rollingstone.com/rockdaily/index.php/2010/02/19/eric-clapton-on-jeff-becks-singing-and-having-an-old-mans-voice/


http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704543804575065753399705146.html?mod=WSJ-Opinion-TOPRightCarousel
こちらはメジャーなWall Street Journalで、NYC公演前の17日の記事で、ロンドン公演の模様を比較的長く紹介しています。新アルバムからのHammerheadも視聴できますよ!でも、ここで聴かれるドラム&ベースがVinnie & Talだと思うと、早くも懐かしくなってしまいます。(それだけNarada & Rhondaの印象が鮮烈だったから?)


http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/reviews/eric-clapton--jeff-beck-together--apart-the-o2-london-1900479.html
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/music/live_reviews/article7026692.ece
Independent, Timesというメジャーどころですが、メディア取材が許された13日公演にのみ言及している感じです。しつこいようですが、14日の感動的なNessun Dormaについて触れていないところからもわかります。メディア取材は最初の1曲とかに限られるので、たいていの写真は第3部でのEricとJeffの共演1曲目”Shake Your Moneymaker”に限定されていて、Jeffは白いテレキャスをスライドで弾いている画像がほとんどですね。


Together & Apartツアーも残すところカナダ2公演のみ(トロントモントリオール)。限定6公演の英米ツアー、全公演の音源を揃えたいところです。
そして、これが終わったら、Jeff先生のアジアパシフィックツアー!日本でも弾けてほしいですね(そして陰密録音が聴きたい!(笑))。

(追記&サマリー) Together & Apart: Jeff Beck at O2 Arena 13&14 Feb. 2010

あらためて2月13日および14日のJeff Beck & Eric Claptonによる"Together & Apart"、ロンドン公演のご紹介です。


13日は3部構成で音源も分かれています。共演となる第3部は結構突然始まったので、1曲目の頭が少し欠けてしまいました。この日はスタンド1階後方でした。Jeff先生の第1部の間は、PAの音量がいまいち安定せず、後半につれて巨大になっていったため、一部若干の音割れも。
14日は左ブロック6列目より。PAに近いだけあって、ドラムなどは非常にクリアに聴き取れます。ただ、ものすごく残念なことに、ちょうど目の前の6人分のスペースにブラジル人が8人も押し入り(!)、ひっきりなしにおしゃべりを続けていたため、静かな曲では興醒めでした。そんなマイナス面を除けば、録音状態はとてもよいと思います。なお、この日の第2部と第3部はほぼ切れ目なく続けられたため、録音もひとつなぎになっています。


以下、たどんさんの『冷却システムはオプション』から参照させていただいた曲目リスト完全版も併記しました(先日のブログも修正しておこうと思います)。詳しくないEric Claptonのパートなど、大助かりです(笑)。たどんさん、ありがとうございます!

13 Feb 2010

JEFF BECK
13日第1部ダウンロード
01. Eternity's Breath
02. Stratus
03. Led Boots
04. Corpus Christie Carol (with 12 piece orchestra)
05. Bass Solo by Rhonda Smith
06. Hammerhead (with 12 piece orchestra)
07. Mna Na hEireann (with Sharon Corr on violin and orchestra)
08. People Get Ready
09. Big Block
10. There's No Other Me (with Joss Stone)
11. I Put A Spell On You (with Joss Stone)
12. A Day In The Life (with 12 piece orchestra)


ERIC CLAPTON
13日第2部ダウンロード
01. Driftin' (acoustic)
02. Layla (acoustic)
03. Nobody Knows You When You're Down And Out (acoustic)
04. Running On Faith (acoustic)
05. When Somebody Thinks You're Wonderful (acoustic)
06. Tell The Truth
07. Key To The Highway
08. I Shot The Sheriff
09. Wonderful Tonight
10. Cocaine
11. Crossroads
※一部修正(2/18)


ERIC CLAPTON & JEFF BECK
13日第3部ダウンロード
01. Shake Your Moneymaker
02. Moon River
03. You Need Love
04. Outside Woman Blues
05. Little Brown Bird
06. Wee Wee Baby
07. (I Want To Take You) Higher
Encore :
08. Hi Ho Silver Lining (Eric and Jeff shared vocals)

14 Feb 2010

JEFF BECK
14日第1部ダウンロード
01. Eternity's Breath
02. Stratus
03. Led Boots
04. Corpus Christie Carol (with 12 piece orchestra)
05. Bass Solo by Rhonda Smith
06. Hammerhead (with 12 piece orchestra)
07. Mna Na hEireann (with Sharon Corr on violin and orchestra)
08. People Get Ready
09. Big Block
10. Lilac Wine (with Imelda May)
11. A Day In The Life (with 12 piece orchestra)
12. Nessun Dorma


ERIC CLAPTON
14日第2&3部ダウンロード
01. Driftin' (acoustic)
02. Nobody Knows You When You're Down And Out (acoustic)
03. Running On Faith (acoustic)
04. When Somebody Thinks You're Wonderful (acoustic)
05. Tell The Truth
06. Key To The Highway
07. I Shot The Sheriff
08. Little Queen Of Spades
09. Cocaine
※一部修正(2/18)


ERIC CLAPTON & JEFF BECK

01. Shake Your Moneymaker
02. Moon River
03. You Need Love
04. Outside Woman Blues
05. Little Brown Bird
06. Wee Wee Baby
07. (I Want To Take You) Higher
Encore :
08. Hi Ho Silver Lining (Eric and Jeff shared vocals)

Together & Apart: Jeff Beck at O2 Arena, 14 February 2010

The O2


連日のO2アリーナ参りですが、昨日の後方の座席と違って、今日は左ブロック6列目のセンター寄りという好ポジション!周りの人たちはステージを背景に記念写真を撮っていたり、時々後ろの方を撮影したり。なぜかと思って振り向いてみたら、確かに軽い優越感というかプレーヤーの視点っぽい風景に酔えるような気持ちがわかる気がしました(笑)。
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2万人サイズの会場での前方座席は経験なく、これまでの東京国際フォーラムでの5列目とか、09年9月のIndigo O2(2,000人キャパ)の最前列とも違う雰囲気。何が決定的に違うというと、スピーカーの位置。ほぼ真上のような高さにあるので、マイクの角度が難しい!再現すると、こんな感じでマイクを立てて、このまま鞄を膝に乗せたまま3時間3本勝負に向かったのであります。なお、鞄とズボンが擦れる音を拾わないようマフラーを間に敷いて防音もしっかり!
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今日も前座なく、ほぼ20時ちょうどにスタート。昨日の座席が遠くて気づかなかった点は以下の3つ。
・オーケストラは開演前から座ってスタンバイ済み
・昨日10人程の編成とレポートしましたが、ホーンセクションがベースアンプの裏に潜んでいるのを発見。でも、音は今日のアンコール曲まで確認できず。今日だけだったのかも。
・いつものMarshallに加えて、Fender Champらしき小型アンプも用意(Champより少し大きいかな?)。(これは13日にも見えていましたが)


さて、セットリストですが、2曲変更がありました!
1. Eternity's Breath
2. Stratus
3. Led Boots
4. Corpus Christie Carol
5. Bass Solo
6. Unknown (New tune?)
7. Unknown with Sharon Corr
8. People Get Ready
9. Big Block
10. Lilac Wine with Imelda May
11. A Day in the Life
12. Nessun Dorma (encore)


ご覧の通り、10曲目のゲストがImelda Mayです。昨日、聴きたい!と書いたLilac Wineが演奏され、私は大満足。Imeldaが1曲で帰って、そのままA Day in the Lifeが始まったので曲が減ってしまったのかと思いきや、アンコールとして本邦初公開の感動曲が演奏されたのでした!!!


では、楽曲レビューです。

1. Eternity's Breath

Jasonが一瞬先にステージに出てスペイシーな音を始め、Jeff先生は手を振りながら颯爽と登場。Naradaさんは赤いランニングシャツに学帽のようなキャップで、首や肩を回しながらドラムに着座。ガキ大将のようです(笑)。とはいえ、彼がバスドラを踏んだ時の音圧ときたら、それはそれは凄いもので、ドスン!と重低音が胸を突き抜けるようなド迫力パワー!座席の良さもありますが、あとのクラプトンのバンドで叩くSteve Gaddが全力で踏んでも、Naradaさんほどの迫力や音圧はなかったわけで、あらためて脱帽でした。

2. Stratus

そんなわけで、この曲でのNaradaさんの迫力たるや筆舌に尽くしがたいものがありました。ヴィジュアル的にも、ドラムセットがグラッグラ揺れているのがわかるので、そのパワーが伝わってきました。13日にはなかったJeff先生からの"Narada, my new drummer!"という紹介も。あと、珍しいと思ったのですが、演奏中にJeff先生からJasonに何やら指示あり。複数使っているキーボードのサウンドバランスか何かだった様子でした。

3. Led Boots

今日は少し手探りな感じのイントロでしたが、溜めの一拍のところでNaradaさんが「ヘイッ!」と掛け声一発!引き締めようとしますが、メロディに入るまではイマイチ引き締まらず(笑)。Jeff先生も途中曲のスケールを間違いそうになったり。そんな時はJasonが一番しっかりしているようで、彼がまとめにかかる印象が強いです。09年9月の特別ライブでImelda MayバンドでJeff Beckと共演した時も、他所のバンドなのに何かと細かく指示を出したり、全員の様子をしっかり見ながら演奏していたり、大音響のステージ上でもしっかりモニターしてメンバーを束ねていく様はすごいなと思います。

4. Corpus Christie Carol

前方で聴けてラッキーと思えたのはNradaさんの迫力だけではなく、このような静かな曲でのオーケストラサウンドの美しさ。そして、Jeff先生の様子が気になって仕方ない指揮者の方の忙しさ!Where Were Youなどでも昔からそうですが、時々自由気侭なテンポで演奏してしまうJeff先生なので、これまではTony HymasやJasonあるいはJeniffer Buttonなど従順なるバックが見事に合わせてきたわけで、これを10名を超えるオーケストラが合わせるなんて難しすぎる!なんて思ってしまいました。でも、今回ばかりはJeff先生も頑張って合わせていた様子でしたよ。

5. Bass Solo

今日は演奏前にJeff先生からRhonda姐さんの紹介あり。相変わらずのド迫力ソロ!昨日、ペグをいじっていたように見えた仕草は、ハーモニックスで出した音にビブラートをかけるためにネックとペグの間で弦を揺らすという細かいテクニックでした。

6. Unknown (New tune?)

オーケストラの重厚で荘厳なリフとファンキーなリズム隊がマッチしてかっこいい1曲。ただ、Jeffの弾くメロディはやや単調なので、オーケストラがいないであろう単独ツアーではスカスカになってしまわないか、少し心配。

7. Unknown wtih Sharon Corr

もしかしたら、この曲が新アルバムのElegy For Dunkirkなのかもしれないのですが、決定的情報がないので、とりあえず引き続きUnknownとクレジットしておきます(Spotifyで検索するとElegy〜は出てきますが、バックはともかく、メロディラインがやっぱり違うので)。いずれにしても相変わらずの美しい曲です。このヴァイオリンのパートを、ツアーではJeff先生が弾くんでしょうね。99年ツアーのDeclanを思い出すかも(笑)。
http://www.sharoncorr.com/

8. People Get Ready

今日もやはりボーカルレスで、短めの演奏。Jeff先生がアウトロをかき鳴らしている途中で次のBig Blockのベースリフが始まるのは、賛否分かれるかも。しかし、せっかくオーケストラがいるのに、短いともったいないなぁ。フルに演奏してもらいたいけれど、Rod Stewartのアンプラグドバージョンで我慢しましょうか。

9. Big Block

この曲をよくよく観察していると曲の前半から後半近くまでは、ドラム、ベース、ギターのトリオだけでの演奏ですね。Jasonはニコニコしながら3人の演奏を楽しんでいました。シンプルながら、バンドメンバーが一番ノッていける曲なんだと思います。エンディングは前のメンバーの時のようなキメや溜めはなく、オリジナル通りに終わります。

10. Lilac Wine with Imelda May

待ってましたの1曲!Imeldaは、赤に金のインド風刺繍の入った、少しゆるめのワンピースでご登場(普段はタイトなドレスで、ちょっとお腹がきつい)。昨日の派手&抜群プロモーションで色気満々のJoss Stoneとは対局な感じの出で立ちで、知名度のせいか、登場時は観客もそれほど盛り上がらず。しかし、曲が始まってしまえば、アリーナの空気は一変。普通のバンド演奏でも十分に美しいこの曲にオーケストラが加わって、リズム隊はジャズっぽく刻む渋さ!Rhondaはエレキのボディ無しアップライトベースに持ち替えています。

11. A Day in the Life

13日より1曲早い登場となった”グラミー受賞曲”。まさに完成の域に達しましたね!特に書く必要はない完璧な出来映えでした。

12. Nessun Dorma (encore)

13日と違ってアンコールの形で行われました。恥ずかしながら、最初は何の曲かわからず、只々、美しさに圧倒されていました。サビまで来て、おぉ!この曲か!と思ったものの、名前が思い出せず(笑)。家に帰って、600円でiPhoneアプリ(Sound Hound。ハミングでも楽曲を検索してくれるやつ)を買って検索して、ようやく解明。と思ったら、新アルバムに入ってるじゃありませんか!
私の与太話はともかく、これはJeff先生のライブでもっとも感動した演奏かもしれません。ほんとに。何より、最後のキメの部分をオーケストラと合わせられたところで、Jeff先生がガッツポーズ!!RhondaやJasonもガッツポーズ&最高の笑顔!!我々、観客もガッツポーズ(少なくとも私と隣のおばさんは)!フィギュアスケートで難しいジャンプをこなした時の伊藤みどりじゃあるまいし、などと思いつつ、これはほんとに凄かったです。2010年、Jeff先生は新境地に達しておりますよ!
ちなみにオーケストラのホーンセクションはここで初めて登場(たぶん)。ずっとベースアンプの裏で座って出番を待ちながらも、リズムをとって楽しんでいる姿を、私は見ておりました(笑)。

Eric Claptonとの共演

ここはまたいずれレビューをアップしようと思いますが、今日は第2部と第3部という隔てがなく、クラプトンの最後の曲Cocainが終わってすぐにJeff先生が登場して合流。スムースに進み、昨日より早く23時に終了。なぜなら日曜日で終電がさらに早いからでしょう(笑)。よって、今日は途中で帰ってしまう人も少なかったように思います。
とりいそぎ、いくつか写真を!
1曲目のShake Your Money Makerでは、白いテレキャスでスライドプレイ。
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2曲目以降はいつものストラトでプレイ。途中で思いついたようにガラスのボトルネックを使ったり、自由にプレイしていました。
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そして、エンディングはHi Ho Silver Lining!これでJeff先生が唄う姿を見るのは3度目となりました(笑)。唄う時は、やっぱり恥ずかしそうで、クラプトンみたいに正面からマイクには向かわず、慣れないカラオケに引きづり出されたおじさんのように照れながら、斜めに構えて唄うのでした。昨日も今日も、お客さんが唄えるようにバンドが音を止める瞬間もあったのですが、今日の場合はJeff先生が「もういっちょ!」とばかりに長めに抑えさせるなんていう嬉しい演出も。
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公演終了から5時間でなんとかここまで書き終えたぜ!
もう4時だ、寝なきゃ(汗)。。。
音源はまたアップします!

Together & Apart: Jeff Beck at O2 Arena, 13 February 2010

待ちに待ったJeff Beck先生の2010年一発目のライブ@O2アリーナ。Eric Claptonとのジョイントライブで、雰囲気的に7-8割くらいはクラプトンファンであったと思います。私は言うまでもなくJeff先生のみが目的でしたので、ここでもまずはJeff Beckパートのみお伝えします。


当初はロンドンの当公演だけの限定ライブだったものの、すぐに翌2月14日公演が追加され、その後にNYC(18-19日)、トロント(21日)、モントリオール(22日)も追加発表、計6公演の「ツアー」となりました。そのため、ツアーグッズもTogether & Apart 2010 Tourという具合に銘打たれています。13日に購入したツアーグッズは以下の2点:

■プログラム(12ポンド)
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→まるで二人で絡んで演奏したかのようなショットですが、ファンならお気づきの通り、もちろん合成。前回のUKツアーのプログラムと並べると一目瞭然です(笑)。
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なお、裏表紙はこんな感じで、少しサンタナっぽい(?)サイケな感じが似合わないです。。
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■Tシャツ(20ポンド)
Tシャツは3種類ほどありましたが、とりあえずこのバージョンを購入。14日にまた別バージョンを買ってしまうかも。。。ちなみに、09年9月のAmex限定ライブの時にはUKツアーの在庫品が半額で叩き売りされていました。
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さて、本編。
4月発売予定(UK, US。日本は3月!いいなぁ)のアルバム制作を終えたJeff Beckが、衝撃の新体制で迎える一発目のライブということで、新曲、新メンバーに注目。みんなのタルちゃんがアルバム参加しながらもツアーから離脱ということで、モチベーションの下がった方々も多かったようですが、ひたすら前に進むのがJeff先生なので、我々ファンも一緒に進まねばなりません(笑)。


構成は前回のさいたまスーパーアリーナと同様に、第1部がJeff Beck、第2部がEric Clapton、第3部がClaptonバンドでジョイント、となりました。前座は予告通りなく、20時スタート。会場アナウンスもなく、50年代ポップス中心のSEが盛り上がることなく止んで、照明が暗くなったら、さりげなくスタートというあっさりさ。
開演前の雰囲気はこんな感じ。
The O2

セットリスト

注目のセットリストは、
1. Eternity's Breath
2. Stratus
3. Led Boots
4. Corpus Christie Carol
5. Bass Solo
6. Unknown (New tune?)
7. Unknown with Sharon Corr
8. People Get Ready
9. Big Block
10. Unknown with Joss Stone
11. I Put A Spell on You with Joss Stone
12. A Day in the Life
という全12曲。約50分の第1部でした。


4曲目からはなんと10人程のオーケストラが参加。位置はステージ下手(客席から見て左手)、つまりJeffのマーシャルアンプのすぐ横!!それにも関わらず、大音響の中でも完璧に音が拾える昨今の音響技術に驚嘆です。7曲目でのSharon Corrはヴァイオリンソロですが、ピックアップ付きでプラグを差した青いフルアコ・ヴァイオリン(そんなジャンルがあるか知りませんが!)です。


というわけで、今回のメンバー構成は以下になります:
Jeff Beck: Guitar
Narada Michael Walden: Drums
Rhonda Smith: Bass
Jason Rebello: Keyboard
Small Orchestra for Strings
Joss Stone: Vocal
Sharon Corr: Violin
準レギュラーになりつつあるかと思ったImelda May姉さんは登場せず(笑)。Lilac Wineとか、この2万人クラスのアリーナで響くと映えると思ったのですが。14日には出るかなぁ。


さて、ざっと楽曲レビューを。

1. Eternity's Breath

Angelのようなイントロからスタートしたので、ちょっと不意打ち。ヘヴィなディストーションをかけたベースが、これまでとまったく違う印象を与えています。会場PAが音量控えめで、少し拍子抜け。

2. Stratus

昨今の鉄板メドレーで、2曲目はStratus。この曲が来た時に、いきなりNaradaさんの見せ場を作っちゃうのか!と即座に思ってしまいました。音づくりなのか、弾き手の特徴なのか、ずっしりと重いベースラインが渋い!後半のNaradaさんソロで盛り上がろうという時に、少し演奏ミスあり&会場PAも突然大きくなり始め、こちらはレコーダーの入力レベル調整に追われる羽目に。。。無念の若干音割れ。

3. Led Boots

Naradaさんがいて、この曲をやらないわけにはいかん、ということでしょうね。さっそくぶつけてきました!アルバムのようなエフェクトはなくとも、絶妙なハイハットの開閉がたまらんです。そして、Rhondaのベースはスラッピングで硬くタイトな音で全体を引き締めています。今までのリズム隊(Vinnie & Tal)よりも手数が少ないためなのか、JasonとJeffのソロもより映えたような印象です。

4. Corpus Christie Carol

09年9月のAmex限定ライブでも演奏した聖歌のカバー。オーケストラとの共演だと美しさが増しますね!このようなしっとりした曲などでは、Rhondaがベースをエレキのアップライトベース(ボディなし。グラミー賞演奏でも使っていたタイプ)に持ち替えて演奏しています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Corpus_Christi_Carol

5. Bass Solo

Rhondaがベースのヘッドのペグをいじるような素振りでハーモニックスを始めたので、チューニングしているのかと思いきや、ジャコパス風のイントロでソロを開始!凄まじいテクニックを一気に見せつける様は、99年ツアーでのJeniffer Buttonを彷彿させてくれました。ツアー初回からソロを取らせるとは、Jeff先生の評価も相当高いということなんでしょうね。

6. Unknown (New tune?)

恐らく新曲だと思います。ワウペダルでStevie Ray Vaughanのようなイントロからスタート。シンプルでファンキーなリフで、曲自体はそんなにテクニカルな感じはしませんが、オーケストラがリフを重ねると、その厚みはすごい迫力に!
この曲で会場PAがさらに大きくなり、またしても一部音割れで入力レベルを再調整。。。1曲目では入力レベルが70でちょうどよかったのが、この頃には50くらいまで絞らないと割れてしまうくらいの差異。

7. Unknown with Sharon Corr

予想外の展開でソロ・ヴァイオリニスト登場。Jeff先生の好きそうなアイリッシュ調のメロディですが、これが新曲なのか、カバーなのかは不明です。ヴァイオリンをフィーチャーして、Jeff先生は控えめにバッキング中心。オーケストラと相まって、美しさ倍増でした。

8. People Get Ready

盛り上がったところで、この曲が来ました!ハーフトーンで出すストラトの枯れた音でのイントロには癒されます。ロンドンだけに、誰かゲストボーカルが出るかと期待もしましたが、今回はショートバージョンであっという間に終わってしまいました。次に続けるお口直しという位置づけですかね。

9. Big Block

People Get Readyからつなげるのに違和感たっぷりでしたが、ここでもRhondaの重いベースラインが渋いです。Jeff先生も今までになく自由なノリで演奏していた印象です。
ここで会場PAの音量がさらに大きくなり、レベル46くらいまで絞りました。

10. Unknown with Joss Stone

ここでスペシャルゲストでJoss Stoneが登場!パープルのスパンコールのワンピースという派手な出で立ちでステージ映えしていました(Ronnie Scottsのライブ映像がもっさりした印象だったから尚更?)。
すみません、これは誰の曲かわかりませんでした。

11. I Put A Spell on You with Joss Stone

新アルバムにも収録されているJoss Stoneとの共演曲。恥ずかしながら私は知りませんでしたが、Spotifyで検索すると、多くのアーティストがカバーしているんですね。ソウルフルなボーカルがかっこいいです。
http://en.wikipedia.org/wiki/I_Put_a_Spell_on_You

12. A Day in the Life

最後はみんな大好きビートルズのカバーで締めくくり。RhondaのベースはTalちゃんをカバーするかのようなメロディラインで、グラミー受賞バージョンの威厳(?)を感じた瞬間でした。ここでも言うまでもなく、オーケストラとの共演が夢のようで素晴らしかったです。が、エンディングにかけて会場PAの音量が上がっていくという嫌がらせで音割れしまくり。最後にはレベル40まで絞りました。
近くにいた人の”Jeff, come baaaaack!!”というシャウトには、私も共感!クラプトンはいいから、早く次を聴かせて!!という思いでした。

音源!

とりいそぎ、自分のiDiskに保存してみました(1ヶ月限定ですけど)。wav→mp3の変換ですが、曲ごとの頭出しはしておりません(かばんからマイクを取り出すノイズから始まってしまいます)!誰かやってくれると助かるなぁ。。。
第1部: http://files.me.com/mickmori/oio4mr.mp3
第2部: http://files.me.com/mickmori/te05ui.mp3
第3部: http://files.me.com/mickmori/t47wlb.mp3
※第2部のクラプトンの時には更に会場PA音量が上がり、入力レベル37くらいまで絞ることに。力づくでクラプトンの迫力つくってんじゃねーよ、と言いたくもなりましたぜ。
※第3部は第2部終了後にやたら早く始まったので、頭が切れちゃいました!ごめんなさい!14日は連続で録音します!
※反省ですが、携帯は電源オフにしておくべきでした。電波ノイズを拾ってしまい、静かな曲では耳障りでしたね。。
※機材:Zoom H4n にSony ECM-MS907マイクを接続。

本文で触れませんでしたが、第3部でのMoon Riverは最高です!他のブルース曲よりも、二人の共演の「らしさ」を感じたというのが率直な印象です。でも、実は一番盛り上がったのはアンコールのHi Ho Silver Liningで、ロンドンっ子はついに立ち上がっての大合唱!ほんと愛されている曲ですね。09年7月のRoyal Albert Hallに続いてJeff先生のシャイなボーカルを再び聴けるとは、なんと幸せなことか!でも、時間は23時半くらいのため、郊外に住む方々は終電に走りながら、というカオスなエンディングなのでした(笑)