Euro 2008 quarter final 2

イタリア 0-0 スペイン
イタリア対スペインは、やっぱり「イタリア」対「スペイン」になるんだなぁ、と唸らされた一戦。どれだけEU内の人材が流動化しても、その国のサッカーはその国の文化であって、簡単に変わるものじゃないんだろうと感じました。どちらも持ち味を出し切ったこの試合は今大会の最もレベルの高い試合として記憶されると思います。高さや速さなど力に頼る小汚いサッカーではなく、どちらも正攻法での正面からのぶつかり合い。個人技の仕掛け合いやマンマークでの潰しなども少なく、まさに組織対組織での戦いは見応えたっぷり。110分に満を持して登場してきたデル・ピエロが万が一の奇跡を起こしたらどうしようかと思いましたが、走行距離14kmに達しようかというセルヒオ・ラモスの壁は破れず。PKはカシージャスブッフォンだから、どちらが勝っても文句なかったでしょう。