まんぷく食堂@有楽町

今日は初めて商工会議所へお遣い。銀座8丁目からのんびりと歩かせていただきました。皇居の御堀は広々としていて素敵ですね。柳がゆらゆらと揺れる様は一瞬の清涼剤です。
さて、商工会議所。書類の提出方法にやたらこだわっていて、半端なくお堅い印象。繰り返し説明されたのが、「依頼書、オリジナル文書、コピーの順番で必ず案件ごとにクリップでとめてください」という提出方法。そんなの現場で言われても、コピーなんて取ってきてないから、やむなく近くの売店へ行くと、弊社コピー機が。まぁ、それだけでは驚きはしないですが、なんと今や貴重品になりつつあるアナログ機!仕事の癖か、妙にわくわくしました。デジタル機のように自動画像回転なんて機能はないものだから、原稿の挿入向き(タテorヨコ)と給紙の向き(タテorヨコ)が一致しないと、10円損してしまう緊張感。なんだか懐かしくなりました。
さて、次の課題はクリップどめ。言うまでもなくクリップなんて持ち合わせていないので、商工会議所の記入コーナーをせっせと歩いて、落ちているクリップを拾ってそれで対応しましたよ。何だか惨めでしたが、暑い中歩いてきたからには背に腹を代えられないってやつですね。そんなこんなで何とか提出クリア。また明日取りに出かけようかと思います。そんなお遣いしているほど時間の余裕は無いんですけどね。
で、昼前にでかけたならば、飯で元を取るしかないわけで、行ってきましたまんぷく食堂@有楽町高架下。きっと弊社の営業関連の方々はよくご存知なのだと思いますが、ここはなかなかのパフォーマンスでした。いろんな意味で。

レトロ全開で一部テーブルがあるほかは、すれ違うのが困難な狭いカウンター席。私は往路で目をつけていた鰻丼を頼んだのですが、これが十分な迫力。いちおうエチケットを守って写真などは撮らなかったですが、鰻重じゃなくて鰻丼なのに、関西風の二重構造!御飯の中に鰻が隠れているわけです。これで心は彦麻呂状態!
『うわぁぁぁ、これはデスラー総統の二段空母やぁぁ!』
と心の中で叫んだわけです。わかる人いますかね、いわゆる"デッキ構造"の効率的な機能美への畏怖の念。
このお店のすごいのは、そんな鰻まるまる一匹の丼に冷奴と出汁巻き卵とお漬物がついて、1,029円というコストパフォーマンス。さすがに消費税は取ってるんですね。
そしてさらにすごいのが、途中でやってきた中国人団体客が鮪漬け丼を6つオーダーした時。「あぁん?6つ?6つもかよ!」とあからさまに嫌な顔。その後、「足りねぇ、足りねぇ」とか言い始めて、「お前、突っ立ってないで、酢をあわせろよ!」「そんくらい、そっちでやりなよ!やれるならやってるよ!」と店員さん同士でいざこざが始まりました。
そんなところに不運にも普通のサラリーマンのお客さんが来て、何も知らずに「鮪漬け丼ください」と言った瞬間、沈黙。そして「…、ちょーーーっと、時間がかかっちまうんだけどさ、、、いいかな?」と、がんばって作り笑いしながら、オーダー変更の脅迫。
そのサラリーマンの方、人間が出来ていらっしゃるようで、「じゃ、ハヤシライスで」と180度の方向転換。すぐ横で聞いていて吹出しそうになりました。ついでに、ハヤシライスはあっという間に出てきたのですが、わかめの味噌汁と御新香もセットになっていて、一緒に食べている姿はかなりの強者でしたよ。
今度、夜にも行ってみたいです。