大家さんから呼び出し

昨夕、まだオフィスにいる頃に大家さんから電話があり、近々話がしたいとの連絡。
昨日はジムに行きたかったので、今日にアポ。


大家さんは今年で82歳、さすがに設計の仕事も引退していて、大家さんとうちの間にある事務所もそのうち住居に改造して、そこに介護士を住まわせようと思っているなんて話をしていたっけ。
と思うと、その工事のお知らせか、もしくはその改築に伴って出て行けと言われてしまうのか、たしかに家の使い方が汚いのはバレバレだし、、、と心配になってきた。契約は12月に更新予定なので、早めのNoticeも確かにありえるかな、と本格的に心配になる一方、もうちょい広いところに引っ越すチャンスかも、などと色気も出たり。


そして、今日、何を言われるか不安も持ちつつ、大家さんに会ってみると、
「この間のガスコンロの修理のときに、」と切り出す大家さん。


あ、変なこと思い出した!
その修理の後に台所に妙な物が置いてあると思ってよく見たら、

仁丹(笑)
なんで仁丹?!
ガスコンロの裏から出てきたっぽいけど、おかしいだろ、発掘場所として。
ロンドンに来てまで仁丹が欠かせなかったのか、前に4年間住んでいた吉田さんとやら?
キッチンで仁丹って、味覚も嗅覚も著しく狂わされるような気がします。
「ウイロー」「UIRO」とか「透頂香」とか、意味不明な言葉が並んでいて、不気味さ全開。


なので、コンロ周りが汚いことか、もしくは前に大雨のときに台所の天窓を開けていて浸水し、フローリングの板が微妙にたわんでしまったことがついにバレたのか、と考えました。
そして、大家さんが続けて、
「テーブルの上、見たんだけど」と。


あ、最近テーブルクロスとか使ってないから、テーブルも傷つけ気味だったかも、、、と心配したのも束の間、


「ちっちゃいガスコンロ、持ってるよね」


もしかして、キッチン以外で火を使うのって反則だっけ?と新たな展開にドキドキ。


「あれ、どこで買った?日本で買って持ってきたの?イギリスで売ってる?That's beautiful! Will be perfect for my garden! Beautiful!」と、ポータブルガスコンロへの憧れを語り始めた大家さん。


え。
大事な話だと勘違いして、仕事早く切り上げて帰ってきたのに、なんだこの展開。


そんなわけで、拍子抜けしつつも、そのガスコンロを持って大家さん宅にあらためて訪問。確かに庭のテーブルで夫婦で食事するのに、最適かもなーと思っていたら、さっそく奥さんはグリルパンを持ち出してきて、安定性チェック開始。実際に火をつけてあげたり、ガスボンベ(シリンダーと呼んでいたけど)の交換の仕方など、軽くデモしたら、「いくらなの?」と奥様。夏の間だったら、貸してあげますよ、と申し出たものの、やっぱり自分達で一台欲しいらしい。
それで買った場所とか聞かれて、「ピカデリーのライスワイン」って答えたけど、そんなの英国在住の日本人くらいしかわかるわけもなく、ジャパセンその他を説明しても、いまいち伝わらないので、週末に買ってきてあげることに。でも、夏に売ってるかな、と今さら心配になってきた。。。


ちなみに話題のガスコンロはこれ: