彼岸

GREEで8月15日誕生日の方へのよせがきで、「お彼岸が誕生日って、、、」などと書いていました。
妙な違和感を持ちながら、やらかした!とようやく気づいたのは先ほど。
お盆はお盆であって、他に表現なかったっけ。とりあえず修正間に合った。

せっかくなので「お彼岸」をマックの辞書で調べてみた。

ひ‐がん【彼岸】
《(梵)pāramitāの訳「到彼岸」から》
1. 仏語。生死の迷いを河•海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地をいう。↔此岸(しがん)。<中略>
3. 雑節の一。春分の日秋分の日をそれぞれ中日とする各7日間。春の彼岸と秋の彼岸。

なるほど、梵語な仏語ね。
悟りの境地か。早く到達したい。
その先にあるものは何かしら。

し‐がん【此岸】
仏語。迷いの世界。悩みの多い現実世界。この世。↔彼岸(ひがん)。

今はここにいるのね、シガン。迷いと煩悩だらけ。


せっかくだから、お盆も調べてみたら、ウラボンなんていうワイな響きの単語登場。

うらぼん【盂蘭盆
7月15日を中心に祖先の冥福(めいふく)を祈る仏事。江戸時代からは13日から16日にかけて行われ、ふつう、迎え火をたいて死者の霊を迎え、精霊棚(しょうりょうだな)を作って供物をそなえ、僧による棚経(たなぎょう)をあげ、墓参りなどをし、送り火をたいて、霊を送る。現在は、地方により陰暦で行う所と、一月遅れの8月15日前後に行う所とがある。精霊会(しょうりょうえ)。盆。お盆。盂蘭盆会(うらぼんえ)。魂祭(たままつ)り。うらんぼん。《季 秋》
補説:一般に、梵ullambana(逆さづりの意、倒懸(とうけん)と訳す)の音写とされるが、異説がある。

イギリスで精霊なんてしたら、ご先祖様も旅費がかかって迷惑だろうな。
テムズ川で灯籠流ししたら、テロリスト扱いでブタ箱にぶちこまれることでしょう。
しかし、ウラボンに「逆さづり」の意味があるとは深い。


ついでに彼岸花

まんじゅしゃげ【曼珠沙華
1.《(梵)mañjūṣakaの音写。如意花などと訳す》仏語。白色柔軟で、これを見る者はおのずから悪業を離れるという天界の花。
2.ヒガンバナの別名。《季 秋》

彼岸花ですぐに連想したのは赤色だけれど、仏教的には白色基本って感じ?
まだ悟れてないから、「おのずから悪行を離れる」ような白色のイメージが持てないのか。
ただし、天竺のあるインドには彼岸花はなく、法華経が中華訳されるときに本来記述されている花が彼岸花に置き換えられたとの説も。