バス、道を間違える

2週連続のお泊り客を見送った後、昼からのサッカーへ、川崎に電車で移動。
車を持たなくなってから、電車+バスを使うことが多くなっているのだけど、今回も川崎駅から市バスで会場近くまで行くことに。
川崎駅はバス乗り場が30番まであるくらい路線も豊富なので、間違いのないよう運転手に確認したものの、なんとも愛想が悪い。「古市場2丁目に止まりますか?」って質問しているのに、だるそうに黙って頷くとは、なんて奴だ。
たった3名の乗客を乗せて、バスは出発。しかし、ひとつバス停を中途半端に通過したところで急にバスがストップ。
そして、運転手のアナウンス。
「すみません、路線を間違えたのでUターンします」
なんて奴だ。
かのソリッドスクエアの駐車場入り口前、交差点でもない横断歩道のところで、バスはUターン開始。しかし、一度で曲がりきれるわけもなく、歩道に乗り上げてバックで切り返しが必要。周囲の歩行者は、明らかに不審そうに見つめていました。でも、誰もバスジャックだとも思わなかったんだろうな。
その後の乗客は病院帰りとみられるおばあちゃんが1名乗ったのみ。ところが、どういうわけか運転手はこのおばあちゃんは知り合いらしく、『今日はどこ診てもらったの?』などと会話を始める始末。なんて奴だ。


今回乗ったバスは乗客4名で売上計800円、クオリティも著しく低く、バス交通というのはつくづく努力しないセクターだなと思いましたよ(そういえば、少し前に1万円札しかなくて乗車拒否されたこともあったし)。
そもそも、

  • ○○系統とかいう数字の路線名が覚えにくい
  • 停留所がどこにあるのか地図提供がない
  • パスネットSUICAも使えない
  • 両替ができない
  • 乗務員の態度が往々にして悪い

と山ほどおかしなところがあるのに、この10年くらい見ていても、ノンステップバスが増えたり、アイドリングストップが普及したりした以外は、ほぼ改善なしだよね。そりゃ、世間の皆様、みんな自分の車に乗りたがりますよ。
バスというのは、鉄道駅みたいに階段の乗り降りもほぼないし、より目的地に近づけるし、コミュニティバス系も含めてもっと発達してもいい乗り物なのに、どうも改善されないですね。