挨拶とその勢いと。

mickmori2004-03-24

ようやく異動の正式発表。自ら事前リークしただけあって、驚く人は少ない。あからさまに分解されるG、移ってから半年とか1年で動かされる管理職。なかなか渋い。
夕方に4月からの勤務先となる本社へ顔を出し、新しい大ボスに挨拶。軽く済ませるつもりが、「まぁ、座って」とテーブルへ。この大ボスはUK, イタリア、スペイン、アルゼンチン、マイアミと海外を渡り歩くこと18年。気さくな雰囲気はあるものの、眼光の鋭さがある。52歳だが、ファッショナブルでいいものを着ている。
「こんなことを聞くのは、うーん、、いいのかどうか、、、、。・・・・君は独身?」
「・・・?はい。。。」
「そうか、、、最近はプライベートについての質問は、ねぇ、、、で、いくつ?」
「・・・28歳です」
「なるほど、そうかそうか、ふぅむ。。。あんたもまた帰国子女だったりするのか?」
「いえ、英語はダメなんです」
「なに!珍しいな、今時。そうか。で、出身は?」
「神戸です」
「ほぉ〜、神戸か!いいところだよなー、神戸は。俺は今度生まれ変わる時は絶対神戸に生まれたいって思ってるんだよ。いや、ほんといいところだからな。」
仕事の説明に入っても、
「うちの役割は幅広く、各地域の支援をやるんだが、俺としてはヒト・モノ・カネのすべてを掌握したいんだよな。いや、しかし、そうすると、会社ができちゃうわけか。。。それはできないんだよな。いや、まぁ、とにかくそんな感じだ」
「とにかくさ、昼間は仕事、夜はドッカンと遊び、つまりその、バランスを取ってほしいんだよな。何事もバランスが肝心だ、昼も夜もホットにな」
この人もご多分に漏れず、世界の風俗を知り尽くしているんだろうな。
夜は23時まで仕事して、先輩後輩と飲みに行く。気がついたら地下鉄の入り口にはシャッターが降りていた。
「たまには、反省することも必要だな」という先輩の逆説的な一言で、タクシーで向かうは溝ノ口。もーさん行きつけのキャバクラへ。軽い冗談だったとしても手遅れです。
軽く2回延長したところで、朝の4時。3人で現金を使い果たす。「Mickさん、凄過ぎ」。後輩の言葉が、なんとも懐かしい響きを持った。